自然に逆らわない栽培
かめい農園があるこの地域は排水、日当たり、風通しがよく、気候条件に非常に恵まれています。
段丘堆積物（ミネラル分）をたっぷり含んだ土は梨の実に豊富な水分を与ます。昔ながらの農法で土作りに力を注ぎ、環境と人にやさしい梨作りを心掛けております。
四季の彩りを魅せてくれる山に囲まれ、ゆったり、ゆっくりとした時間が流れ、そこでじっくりと梨は育っていきます。
全て手作業で行う受粉作業
梨は自家受粉しない為、専用の花筆で一輪ずつ手作業で受粉を行います。
広い農園の中を全ての花に受粉させます。
受粉作業は集中力と根気を必要とする作業ですが、ここが、美味しい梨を生産するために一番重要な過程と言っても過言ではありません。
受粉作業は春先に行われ、春は天気が不安定で雨が降ったり、強い風が吹く事も多々あり、天気情報と道連れの毎日です。
花が咲いても実が付いていないようなことがないようにしっかりと作業を行います。おいしい梨を育てる花を選んで受粉させ、長年の経験と知識の確かな目で作業を進めます。
この細かな作業が美味しくてたっぷりと水分を含んだ『コク』のある梨が出来上がる秘密です。
かめい農園の梨
20世紀梨
梨の名前で一番有名と思われる梨です。
梨の品種では青梨系と呼ばれています。
鳥取県で生産される7割は20世紀梨とも言われています。
黄緑色で美しく、甘みと酸味のバランスが良いすっきりした味わいで果汁が多いのが特徴ですが、他品種に比べ栽培が難しく、こまめな目配りが必要な品種です。細かな規定があり、それを通過したものだけが20世紀梨と認定されます。
新興（しんこう）
新興は赤梨系と呼ばれる品種です。
かめい農園自慢の一品です。
20世紀梨より甘み、水分、糖度が高いのが特徴です。
新興を本格的・重点的に栽培を農家は少なく、手作業で行なうことで同じ新興でも他とは違う味は必ず感じていただけると思います。
かめい農園の新興は市場でも高値がつくほどの完成度の高い梨で、贈り物等にもとても喜ばれる商品です。
あたご梨
赤梨と呼ばれる品種です。あたご梨の特徴は1～1.5キログラムと非常にサイズが大きく、日持ちすることです。
味は程よい実の柔らかさに、コクがあり酸味が少なめです。
暦（こよみ）の大寒に食べると美味しいといわれています。
普通の梨より追熟すると旨みが乗ってくるため、お歳暮用に購入される方が多くおられます。
コタツで食べる梨としては最高です。
